2013/03/31

ローカル線と道路の旅

鉄道会社のウォークラリーイベントに参加しました。

ある駅から次の駅までの数Kmをラリーコースとして、主催者側の用意されたイベントをウォーキングと一緒に楽しむという物です。
桜並木や神社仏閣、保存された街並みを散策がてら楽しむことが出来ましたが、道中の景色を見ながら、ふと思ったのは、「こういったイベントを行う理由は何だろうか?」という事でした。

  • 鉄道会社は、単線ローカルの路線に(遠方からも含めて)ある程度の乗客を集める事ができ、各地域と連携したイベントとすることで、比較的手軽に効果のある物にできる(かも知れない)
  • 地域の主催関係者の方々は、鉄道会社の連続イベントの一部として、単体でやる以上の効果を持つイベントを行って、集客して地域の認知度を高める事ができる(そして、それが次のリピートにつながるかも知れない?)
  • コース内のそれぞれの地域(主に商業施設)の方々は、普段はお店に来ないようなお客様を集めて、製品やサービスを売る事ができる(かも知れない)

それぞれの思惑が絡み合ってはいますが、各々の得意なところで分担・連携してイベントを主催することで、単体よりも大きな効果を出すオーソドックスな方法で、途中で出会ったウォーキング目的の年配の方・家族連れ・女性でこういった旅に慣れた風の方といった、特定層の集客は上手く行っていますから、目的は達成され、イベントは成功と言って良かったのだろうと思います。

次の話としては、「これをどう他の目的につなげていくことができるか?」かなと思いますが、なかなか難しいよなあとも感じて、私の中で小さなひっかかりとして残りました。
少なくとも私には簡単に思いつきそうにありません。
その地域の歴史や、周りの状況、今住んでいる人の思っていること、これからこの場所をどうしたいのか?、そういった物を中心に考えて色々試してみること。
専門家でもないし、そこに根を下ろして住んでもいない私が、勝手に余計な事を考えてるだけなんでしょうが、うーん、難しいなあ・・・。

個人的には、昔、地域関連の講義で聞いた、鉄道と都市・地域の関連を別視点から小さくですが再確認できたり、慢性の運動不足の中で色々運動できたり、とてもきれいな桜を楽しむことができたり(やっぱりみんな桜好きなんですね、人がたくさんでした)と、得る物がありましたので、やっぱり参加して良かったと思います。

さて、きっと明日は筋肉痛・・・。いや、自分も年を取ってきてるんで明後日かなあ。

2013/03/30

「人をつくる」ということ

学生として同期(人生では大先輩)の方と、ある集まりでご一緒した。
学校を卒業後、今度はご自身が学校事業に関わられるという事で、その準備や勉強のために半年この場を離れられるという事だった。

その方や他の人達と、学校で一緒に学ぶ中で強く感じる様になったのは、教育は知識を詰め込むだけではなく、人の考え方や価値観にまで及んで大きな影響を与えるため、それはもう「人をつくる」という、えらく大変なことなんだよな、ということだった。
私は、仕事としてモノ作りをやっていて、それも大変なんだと言いたいところだが、一人一人性質の違う対象が、自分の意志を持って動いているのを相手にしなければならないのだから、本気で取り組めば取り組むほど、考えるだに恐ろしいぐらいの大変さだと思う。

大学の時の恩師が、宮大工の西岡常一さんの「木のいのち木のこころ」という本を読めとも言わずに置いて行ったのを今思い出すと、きっと、本の中の、材木の一本一本はそれぞれ曲がり方が違っていて、それに合わせたやり方をしていかなければ上手く行かないという話は、人にも当てはまるんだよという事を先生は言いたかったんだろう。
当時(今もだが)かなり曲がった人間であった私に対して先生がどう接しているか、これから他の人に私がどう接していけば良いかを教えようとしていた事を、今なら素直に理解することが出来る。他にも自分じゃ気が付かないだけで、知らずに大切な事を教えてもらっていると思うけど、多分、私相手じゃ先生も大変だっただろうなあ・・・。

一方で、大変ではあるけれど、その方なら、きっと上手くやってのけるに違いないと思う。
集まりの席では、業界としての教育の話も出ていて、それは地方にとっては明るい話ばかりでなかったのも事実だけれど、その方が、数字を見る事と自分が再度学んで変わっていく体験の両方を持っている事、その学校が提供する学びの内容がこれからの時代に合った物だという事は強みになる。

この話を聞いた時に感じたのは、間違いなく同期の今後の中で、一番おもしろそうだという感覚だった。それは、「人をつくる」という事に価値を置き始めた自分が、ワクワクすることだったからかも知れないと思う。
上手く行けば、これから自分たちと同じような良い体験をして成長していく人間が増えていくことになるから、今から来年、再来年が楽しみだったりする。
私自身は、ちゃんと成長できているか良く分からないし、教育について少しでも書いて良い人間かどうかは分からない。自分の体験から今はこの様な風に感じているが、きっとまた先生達の言った「何か」が理解できた時に、変わっていくのかも知れないと思う。

願わくば、その方の新しい道が、上手く行きますように。

2013/03/26

はじめに

はじめまして、kuronekoと申します。

日々の生活の中で、思った事、考えた事を書き出してアウトプットする場所として、また、文章について学ぶための場所として、このブログを書き始めました。

取り留めもないことや、皆様から見て知識や考えの足りていないことであっても、私が今思っている考えていることの記録として、書き綴っていこうかと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。