Java関連の職業訓練を受け出して、1週間ほどが経った。
まだ場の雰囲気に慣れることが先で、緊張はしているが、訓練の基本的な対象がプログラミング経験のない人達向けであるため、今はまだ内容を余裕を持って聞くことができている。
そこに集まる人達を見ていると、まだ出会って時間がそれほど経ってはいないが、結構様々な人々がいるようで、それぞれの背景を詳しく聞く機会があれば、面白いかも知れないなと感じている。
全くの素人さんから、私と同じくプログラマ経験者の人(CやPHPの経験者が多かった)もいたし、年齢層も学校を卒業してすぐか何年も経っていないような若い子もいれば、自分よりかなり年上の人まで様々。
志望動機も、ハローワークの求人傾向にJava要件が多いと感じて訓練を就職につなげようとする経験者の方もいれば、androidアプリのゲームを作りたいと訓練を受ける若者、就職につなげることプラス知識の幅を広げようと思う者、全くの素人だが他の業界よりはまだ人手を必要としている分野であることを期待して訓練を受ける人、(色々条件があって私はもらえなかったが)支援金が出るので、その機会を生かして訓練を受けながら次の職・チャンスを探そうとする人など、まだ聞いていない他の動機の人達もいるみたいで、その多様さや若い人のエネルギーの様なものが、少し世界の狭い私には楽しそうに感じられたのだと思う。
ただ、楽しそうだとばかりも言っていられなくて、少し気になることもあった。
支援金給付という、訓練を受けて就職につなげたいが、のんびり受けていられるほど、金銭的な余裕がなく困っている人間に対しての救済措置があるのだが、これの不正受給の話があって、その対策として訓練を受けるハードルや注意が段々高くなっているようだった。
事前講習でもその対策にかなりの時間が割かれていたし、訓練開始後も定期的な試験を課すことや、平時の評価も訓練継続の要件に含まれる様に、そしてそれを段々厳しく見ていく様になっているみたいだった。
制度やルールがあって、それを悪用するものが出てくれば、その対策を取るのは当然だと思うし、そうすべきだと思う。ただ怖いのは、それがある限度を超えて行き過ぎてしまった時に逆効果になってしまい、みんなにとって不幸な事になってしまう事だとも思う。
幸い今はまだ、訓練の趣旨に沿って、本当に就職したいという意思を示しながら、真面目に訓練に取り組んでいけば何とかなりそうなので、そんな心配は取り越し苦労で終わってしまいそうな感じだけれども。
自分で専門学校に通えば学費だけでも結構するはずで、私自身がその点とても助かっているので、こういった制度を、後の本当に必要な人が受けられなくなるような事にだけはしないように、半年間がんばっていきたいと思う。
すぐに初心を忘れてしまうので、自戒を込めて。